はり灸について
- HOME
- はり灸について
はり灸について
使用するはりについて
使用するはりは直径0.16~0.2mmの髪の毛ほどの太さのはりです。痛みもほとんどありません。
また使い捨てのはりを使用しますので、感染症の心配は全くありません。
使用する灸について
灸は良質なモグサを使用します。
米粒大の大きさで消すタイミングで刺激量を調節します。
苦手な方には直接皮膚の上で燃やすことのない隔物灸という方法をとります。面談の時に遠慮なく希望をお申し付けください。
はりは痛いものと誤解されてることも多いのですが、痛くありません。
はりは刺すのではなくトントンと叩くように入れ瞬間的に皮膚を通過させてしまうからです。
はり自体も先端は丸みをおびており、弾力性があり、皮膚面を切るのではなく皮膚面を押し広げるようにして入っていくので痛みを感じることはほぼありません。
はりの刺激がここち良いと感じられる方がとても多いです。
体質により少しの痛みを感じられる方もおられますが、それが不快な場合、刺さないはりを使用しますのでご安心ください。
治療ポイント(ツボ)にお灸すると次の2パターンの感じ方となります。
- 熱さを感じない
→熱さを感じるようになるまでお灸をすえる。 - 熱さを感じるが、浸み渡るような心地よい熱さである
→熱さを感じなくなるまでお灸をすえる。
どちらにしろお灸後はお風呂に入ったような心地よい感覚となります
当院のはり灸の特徴
(1) つらい症状をとりながら、体質の改善、免疫力のアップをめざす
頭痛や肩コリなどの今あるつらい症状をとりつつ、それを引き起こす体質の改善をめざします。
凝っている筋肉をはりで緩めるだけでなく、体の自律神経系や免疫系に働きかけ、自分自身の治ろうとする力を大きく引き出す治療を行います。
(2) 自律神経の調節をする
当院のはりはとても軽い刺激でゆったりとしたペースで行います。
ですので、不眠症や自律神経失調症などの方のように交感神経が働き過ぎて、副交感神経が弱っている方にとても適しています。
ゆったりとした刺激でここちよく副交感神経が働いてくれるように作用するのです。
うつ症状の方は交感神経、副交感神経ともに低下していますので、その両方がどちらもうまく働いてくれてバランスのとれるように刺激していきます。
(3) 扁桃リンパ組織へのアプロー
扁桃というのはもちろん喉にある扁桃腺のことですが、ただ風邪だから腫れるというだけのものではありません。
扁桃リンパの炎症は風邪様症状=慢性的疲労感と関連してきます。
さらにストレスに大きくかかわる副腎皮質
(ステロイドホルモンを出す臓器)にも関連することがわかっています。
さまざまなツボを使い扁桃リンパの消炎、活性化をはり治療のひとつの方法として取り入れています。
慢性疲労症候群や不眠症などのある方は体力的にも落ちておられることが多いです。
マッサージは体表の広い範囲に刺激を受けることになるので、受けるだけでもある程度の体力を必要とします。
しかし、はり灸は体表のほんの数ミリの刺激で体に良い変化をもたらすことができるので、体力がかなり落ちているという方にとても合っているのです。
もちろん揉んでもらうのは大好きだけれど、はりはとても怖いという方に無理にお勧めは致しません。
その方にその時にどの方法がよりよいかを考えてご提案させていただきます。はり灸とマッサージと両方からアプローチすることが最良の場合もあります。
慢性疾患に対してはり灸は副作用のないとても有効な治療法です。当院では患者様が不安や不快に感じる刺激はいっさい行いません。
治療法のひとつとしてご自分に合っているかどうか一度お試しになられてみませんか?